茶袋(ちゃぶくろ)
 高知県の幡多郡に現れたという怪異。
 道の薄気味悪いところを歩いていると、何かぶら下がっているのが見える。
 よく見るとそれは茶袋であり、何故こんなところにと驚く。
 それだけなら害はないのだがこれはあたるらしく、様々な病気にかかってしまうのだという。
 茶袋というのはお茶を煎じるため、もしくは茶葉を入れておくための袋状の布のことである。
 土佐にも出たというが、こちらは茶袋が下がるという話だけだという。
 また和歌山では茶ん袋といわれる怪異があり、川の中を大きく膨れ上がった茶袋が浮いたり沈んだりしていたという。
 そのまま通り過ぎると茶袋はふわふわ浮いて追いかけてくるという。
茶袋

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